2004年05月18日
春!

アムステルダムにもようやく春がやってきた。長い冬の後この街がいきなり花開いた週末だった。ヨーロッパへと渡る直前にアリゾナの乾燥しきった摂氏35度の炎天下で過ごした私たちは、到着後一週間の曇り空と寒さに少々参ってしまっていたのだ。絵に描いたような青空と白い雲。それを見上げる視界の隅には、必ずこの街を象徴する家々や教会の一部が覗く。
人々のファッションや行動も一変する。まばらだった広場に面したカフェのテーブルは突如満員になった。迷路のような運河にボートをゆっくり走らせながら、ワインとチーズを味わう。女性達のドレスも新鮮なパステルカラーになる。表情が和らぎ、笑顔になる。何事にも増して日光の吸収が最優先される。この変化は土曜日の朝起こった。
Vondelparkはアムステルダム市民達にとって馴染み深く大切な場所である。日曜日、人々は正午になる前からこの公園にやって来て、心地よい場所に陣取り、パンとチーズとサラミとワインとフルーツを広げ、家族や友達がそれを囲んで集団で遊び、だらけまくるのである。外に出たくて仕方がなかった子供達は、自転車とインラインスケートとサッカーボールでたまりにたまったエネルギーをここぞとばかり爆発させる。もちろん大人も負けてはいない。
午後が熟した時間帯になると、公園内には驚くほど大勢の人々がいて、ちょうど日本のお花見やゴールデンゲートパークの夏の午後のような様相だった。

時々吹く穏やかな夜風は少しばかり肌寒く感じるが、夜の9時半でもまだ空が藍色だ。日差しが予想外に強かった一日の終わりは、そんな時間になってもカフェの窓が大きく開かれていた。カテドラルの垂直なシルエットや運河を渡る橋の曲線やオレンジ色の街灯の光が夕焼けのグラデーションと混じり合って美しい。その中を街の人たちが動き回っているのだが、私にはその動きがとてもゆとりのある穏やかなものに感じられ、それを見ているだけで自分もゆったりした気分になれるのである。
時が金には換えられない大切な時間。どこからか創造へのインスピレーションが湧いてきそうな時間。時そのものが芸術であるような時間。ここの人たちはきっとそれを無意識にも感じているような気がする。
Posted by taro at 2004年05月18日 18:27taroさん、おはよう。
ここ数年の私の願いは
「寝なくてもいい人間になりたい!」です。
やりたいことが多くて、でも時間は限られていて
ジタバタしている毎日・・・
でもなあ、本当にいいモノは
ジタバタしていたら出てこないのよね。
心にゆとりがあるのとないのでは大違い。
アムスの空気はよさそうですね、
日本やアメリカと同じ時間のはずなのに
いいなと感じる人々のゆとり。
その中に身を置いていたら
いいモノが生まれてきそうですね。
この前のイベントでは
ライヴミュージックよりもライヴペインティングに
魅せられていました。
自分が絵を描けないので
絵で思いを表現する人に憧れてしまいます。
今はAM3:30、外は雨が降っていますよ。
車の往来がほとんどないので
静かですよ、雨の音が聞こえてきます。
またリラックスしたくなったら覗きに来ますね。
Lynさんによろしく。
cool
Posted by: amelie at 2004年06月19日 13:08