2004年07月28日

草原での四日間

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ドーン!私たちが乗るロシア製のジープがモンゴル人夫婦のホンダアコードの左前輪辺りに突っ込んだ。7月24日、朝九時半。モンゴル人の運転手と通訳、そして私たちが四日間のツアーに出発して僅か十五秒後のことだった。幸い、双方共に怪我や後遺症は無かったが、この事故はその後三日間のツアー行程を暗示していたのかも知れない。このツアーの模様をタイムテーブルでお伝えしたいと思う。

7月24日(一日目)
09:30 ツアー出発。出発後十五秒後に交通事故。怪我人、負傷者無し。
10:00 ツアー「再出発」。
13:00 左前輪パンク(No.1)。
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13:30 チューブをパッチして出発。
14:00 炎天下と土埃が舞う草原で、持参した太郎手製キムチ入りおにぎりの昼食。一人二個ずつ食す。
15:00 「ミニゴビ」と呼ばれる砂丘地帯付近で右後輪パンク(No.2)。ついでにミニゴビを見学。
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16:00 チューブをパッチして出発。
17:30 右後輪パンク(No.3)。修理の間、広大な草原の中程まで散歩。
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19:00 チューブをパッチして出発。
20:15 右後輪パンク(No.4)。ハラホリン(カラコルム)まで15キロの地点。
21:15 通りかかったモンゴル人がスペアタイヤを貸してくれ、チューブをパッチして出発。日没。
22:00 ハラホリン市内に到着。タイヤ修理の店で右後輪およびジープのスペアタイヤをパッチ。
23:30 ハラホリンの街を見下ろす丘の中腹(らしき場所)に駐車。暗闇の中テントを張って就寝。夕食抜き。

7月25日(二日目)
08:00 空腹感で起床。
09:15 塩入りのお茶一杯を飲み、朝食抜きで出発。
09:45 カラコルムの遺跡、寺院に到着。遺跡を見学。その間ドライバーと通訳はタイヤを確保、修理すべく市内へ。意気消沈。カラコルム見学はそれ程時間を費やさず。車を待つ。
13:30 ハラホリン出発。
14:30 雷雨のため、付近のゲルに避難。右後輪パンク(No.5)。ゲルの中でカップヌードルの昼食。
16:00 チューブをパッチして出発。
16:45 エンジン部ベルト破損。
17:15 ベルトを修理して出発。どのようにして修理したかは全く不明。
18:30 オルギー湖畔到着。テントを張り、夕食の準備。気温が急激に下がり、強風に見舞われる。
20:00 夕食。天候はさらに悪化。
22:00 就寝。

7月26日(三日目)
00:00 雷雨。暴風雨のためテントがしなる。
02:00 この朝二度目の雷雨。一度目よりもさらに激しい雷雨。テントがひん曲がる。テント内に浸水。
08:00 起床。テントの外では馬の群が草を食べていた。前夜の夕食の残りを暖めて朝食。湖畔を散歩。
10:30 出発。
14:30 右後輪パンク(No.6)。
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15:45 スペアタイヤのチューブをパッチして出発。
17:00 気温低下、天候悪化。強風、雷を伴う豪雨。風と雨がロシア製ジープ内まで吹きつけ、下半身が濡れる。滅茶苦茶寒い。
18:30 新しいタイヤを運んできた人と待ち合わせ。滅茶苦茶寒い。待ち合わせ場所を探す間、車体下方のワイヤー破損。
19:00 豪雨の中、洪水となった川のすぐ傍でワイヤーを修理し出発。修理方法は全く不明。
19:30 小さな街のタイヤ修理店に到着。新しいタイヤを右前輪と右後輪に装着。冷たい強風の中で待たされる。滅茶苦茶寒い。両手の感覚を失う。
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20:30 フスタイ国立公園到着。
21:00 公園内に生息する馬類の原型と言われる馬を探しに公園管理スタッフと出発。幸運にも六頭の馬を発見。
22:30 公園管理スタッフの家族が住むゲルに到着。カップヌードルで夕食。

7月27日(四日目)
07:00 起床。ゲル家族の朝の仕事を見学。朝食。ゲル家族と会話。彼らの生活を見学。馬に乗せてもらう。
10:30 国立公園内をスタッフによるガイドで見学。車は快調の様子。ようやく気分が上昇気味に転向。
12:00 ゲルに帰還。家族が作ってくれた昼食を頂く。
13:00 フスタイ国立公園出発。
16:00 ウランバートルに帰還。

多くの問題があったツアーではあった。ツアーの運営にも疑問を感じる。が、決して無意味ではなかった。モンゴルの人々の本来の姿を垣間見ることが出来た。自然の様々な表情は、それがどのようなものであっても美しいと感じた。私たちは正にそのためにモンゴルを訪れたのだから。

Posted by taro at 2004年07月28日 18:08
Comments

以前モンゴルに行った時も
ロシア製の車は危ないと言っていたような・・・
私も旅の途中標高の高い所で
車が故障したことがありました。
太陽が沈んだ頃から急に冷え込み
フリースを着ていても寒くてどうしようもなかった。
故障部分はどこをどう直したのだか
分からなかったけれど、とりあえず無事UBまで到着。
ドライバーの修理技術には感心しました。
でもその前に・・・長距離を走る車なのだから
整備をしっかりしてほしいですよね。

疲れた時は''スーテーツァイ''
塩味のミルクティー?なんて始めは思っていましたが
モンゴルにしばらくいると
自然とその味を欲するようになります。
羊の肉も少しの塩味だけで十分。
肉ってこんな味だったんだな〜と
あらためて感じました。
草原での肉と乳製品の生活にはお酒も欠かせない。
強い蒸留酒アルヒを勧められて
困っていたりして・・・Lynさんによろしくです。

Posted by: 理絵 at 2004年07月29日 02:40

モンゴルからのレポートは本当に面白い。 事実についてのレポートもさることながら太郎の観察も面白い。 自分が経験したことのない場面に遭遇したときに、どのような観察眼を持ちえるか、多分一人一人違うのだろうと。 自分だったらどう観察するだろうかと考えてもみる。 それより事故続で滅茶苦茶寒いようなところで耐えられるか、こればかりは年齢の差を感ずる。
などと思いながら読ませてもらいました。 健康に注意。

Posted by: 網野俊賢 at 2004年08月03日 03:30

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