2004年08月08日

満腹!

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さすがに世界三大料理の一つ、中華料理だ。モンゴルでは食事に関しては苦労が多く、結局アパートでの自炊が多かった。バリエーションが少ないモンゴルの料理では選択の余地が無かった。北京に来てからというもの、台所がない学生寮で滞在していることも手伝って、食事は全て外食である。どのレストランや街角の売店でも種類が豊富な食材と味付け、調理法のバリエーションが数多く、言語上の問題さえ克服出来れば観光そっちのけで楽しめる。その場合、中国語を知らずともある程度の漢字が理解できるのは大きな利点だろう。実際に何を注文したのかは料理が出てくるまでは分からないのだが。

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中国人の食事は非常にバランスが取れていて、豊富な肉や魚を使った料理が数多く提供されていても、彼らは常に野菜料理も同時に食べる。しかも野菜類は日本料理と同じように旬のものを尊重するようだ。辛さや脂濃さにもいろいろあり、客の側が様々な面でバランスの取れた食事となるように注文する。大人四人がレストランでオーダーするのを観察していると、その内容は例えば前菜一品、野菜料理二品、肉または魚料理三品か四品といった具合だ。北京に来た当初は、周囲のテーブルでオーダーされる食事の量が余りにも多いのに驚いたものだが、今は二人でも四品は注文してそのほとんどを平らげるようになってしまった。しかも一度の食事で摂取する油の量が並大抵のものではないにもかかわらず、胸焼けに悩まされることもなく、四、五時間後には再び空腹を感じるのだから不思議な料理だと感心してしまう。

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この学生寮のすぐ傍に、北京でも手打ち麺のベストとして知られる店がある。日本でもよくあるように店の前には手打ち麺の実演が見られるように大きな窓がある。麺は冷やしたものか熱湯でさっと茹でたものを選ぶことが出来る。小振りの椀に麺を入れ、好みで青豆やネギなどの薬味を加える。そして注文した味付け汁を入れてよく混ぜると準備完了である。ラーメンのようなスープは無い。あまりの暑さのため、程良く冷えた麺に脂の乗った牛汁と味噌を合わせたソースやピーナッツソースを和えて食べるのが美味い。しかも麺の腰のある歯ごたえと喉越しは絶品。この店では、この麺料理をご飯代わりとして他の料理と一緒に食べるのが普通らしいが、私たちにはこの麺一杯で昼食には十分だ。ここでも周りを見ると昼間から三品も四品も注文している。

それ程裕福ではない旅人である私たちにとって嬉しいのは、毎日外食してもコスト的なプレッシャーを感じないことだ。安いのである。日本語のガイドブックに載るような高級店に行くことさえしなければ、三食二人分の食費は一日当たり10米ドルで十分で、節約を特に念頭に入れずともそれでかなり満足な食事が出来る。私たちが見つけたお気に入りの朝食は、卵入りのパンケーキに甘味噌を塗ってネギと香辛料の薬味を振り掛けたもの。これが一個15セント以下で買える。むしろ飲み物の方が高い。上記の手打ち麺の店では、麺一杯1米ドルだ。

何万とある北京のレストランの中から手頃な値段で食事が出来る店を選ぶのは比較的簡単だ。私たちが一週間の駄目もと体験で学んだレストランの選び方は次のようなものだ。露店などで買う朝食やスナック代わりの簡単な品は出来たてが買える店に限る。昼食と夕食の店を選ぶ場合は、清潔を第一の条件とし、客が多い店を選ぶ。カフェでない場合は、明るいムードの店を優先する。オーダーする前にぬるいお茶が出てきたら即刻退却する。店の所在地、つまり主要道路に面しているか裏道かの違いは余り無い。むしろ前者の場合同じ質の料理がコスト高になる可能性がある。観光スポット周辺にある店の場合はさらに値段が高くなる一方質の保証は無い。などなどである。

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ちなみに、菜食主義者はどの店でも充実した中華料理を味わうことが可能である。英語のガイドブックにはご丁寧に菜食主義者のためにお勧めのベジタリアンレストランがリストアップされている。しかし最初の二、三日一般のレストランでメニューを観察し、失敗を覚悟で注文した結果ようやく分かったことがある。メニューのほとんどは、最初にその店の自慢料理が載っており、その後前菜、スープ、肉料理、魚料理、野菜料理、デザート、そして飲み物という順で紹介されている。従って、菜食主義者は野菜料理のページから選べば良いわけで、わざわざ中華版ベジタリアンレストランなどへ行く必要は全くないのである。中国でベジタリアンレストランというのは、豆腐や湯葉に肉類各種の味付けを加えた「肉もどき」を使う店のことらしい。ご注意あれ。

Posted by taro at 2004年08月08日 17:38
Comments

中国食事事情、恥ずかしながら読んでいて口中によだれが溜まるのを感じました。 我が家の愛犬アニーが食事前に餌を見て示す条件反射と同じでしょう。 Bad NewsあればGood Newsあり。 モンゴルでの苦労の後だけに中国での食事ざんまいはひとしおでしょう。

Posted by: 網野俊賢 at 2004年08月17日 18:48

ご無沙汰してます。お二人ともお元気そうで何よりです。
やはり中国の料理はおいしいですよね。私は香港と台湾しか行ったことがありませんが、かなりもりもり食べた記憶があります。(フカヒレスープの美味しかったこと!)知り合いの得意先の女性も外食ばかりで私達が食べ残したものも、今晩のおかずと、ハコに詰めて貰って持って帰ってました。先日、父が上海でお水を飲んで(ミネラルウォーター!?)お腹をこわしてしまい今お粥生活をしてます。生水にはお気お付けくださいませ。
コベントリーは大変でしたが、とてもいい思い出になりました。では、また!

Posted by: Teruko at 2004年08月24日 15:48

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