2004年10月12日
シーズン前

観光シーズンを迎えようとしているコ・ランタ(ランタ島)では未だに雨が多い。この島は、リゾート地として有名なプーケットやピピ島の南、クラビ県に位置する。島の西側は砂浜が多く、ビーチに沿ってリゾートホテルやカジュアルなバンガローが建ち並んでいるが、ハイシーズンではないせいか今のところひっそりとしている。東側には砂浜は無く、マングローブが水辺まで生える海岸線が主で、小さな漁村が点在する。その中で最も大きな村がオールド・タウン・ランタと呼ばれる集落で、私たちはそこに住む友人を訪れることにした。

ここでのハイシーズンは毎年11月から5月。西側ではシーズンを前にホテルやバンガローの改築、増築、修理などで忙しい。雨期の盛りはそのような仕事は全くはかどらず、シーズンに入ってしまうと接客に追われるため、多少雨は降るが晴れる時間もあるという今が準備期間なのだ。東側に住む漁民たちには観光のハイシーズンなどは無く、今はただ雨期だというだけだが、彼らも家の修理や改築に忙しい。この時期風が吹く方角は一定しておらず、雷雨やスコールはいろんな方角からやって来る。早朝から午後の早い時刻は何とか晴れるが、午後から夜にかけての天気は不安定になる。

オールド・タウンの夕暮れのひととき。雨雲がどこからか近づいて来て(あるいは雷雨が去った後に)夕日に照らされると、身の回りのもの全てが暗いオレンジ色に映える。雲はもちろん、海や他の島々、水際に立つマングローブの木々、人々の顔、山を覆うゴムの木やココナッツ、バナナ、マンゴーなどの葉、村の家々、そして熱帯の空気までがこの色に染まっているかのように見える。山の麓の森からはカエルや虫の声が聞こえ始める。

島の西側での夕日は素晴らしい。雲の無い夕日も素晴らしいだろうが雲が多いときの夕焼けは、文字通り天に火が点いて燃えているような光景を演出する。私たちの目は沈む太陽そのものよりも夕日に映える雲を追い、そこにくり広げられる黄金のドラマに言葉を失ってしまう。砂浜近くに住む漁師たちは、ちょうどその頃になると夜の漁を求めて船を出す。沖を目指す彼らの船のシルエットがオレンジと赤の間にわずかに見え、そして島は夜を迎える。
雨期について島に住む人々はまんざらでもないようで「涼しい時期だ」と言ってむしろ嬉しそうだった。島を走る道路がぬかるんで車やオートバイの運転は困難になるが。私たちにとってもこれらの光景はちょっとした拾いものだったかも知れない。寝て食う以外に何かする事があれば(私たちの場合はフュージョン・ジャーナル第二号の編集だった)、常夏の島の雨期も悪くはない。
Posted by taro at 2004年10月12日 17:43美しい写真に見入りました。 排気ガスに犯されない空気を持っているところでは、いまだにこのような夕暮れなどを満喫できるのでしょう。
Posted by: Toshi Amino at 2004年10月29日 20:55Dear Toshi and Lyn,
I hope you will remember meeting me at Ayako Tsuzuki's house long ago. I was living in her back hanare house when you visited once. This Sunday I went to the one-year memorial service for Tsuzuki-san and heard about your incredible journey!!
My family and I (My husband is from INdia and I have two children) are in Japan until Jan 2005 when we will return to Calcutta. I guess I won't be in India when you are -- Please have a look at my site if you can. And if you pass through Calcutta, have a great time there!
I have enjoyed your site and will check it often to see your whereabouts!!
Sincerely,
Maura Hurley
