TIME IS ART | トライブのウエストコーストツアー
「タイム・イズ・マネー」というフレーズを最初に使ったのが誰かは知らないが、そいつは多くの人々の心をサクセスというものがどれ程多くのものを所有するかで決まると信じ込ませ歪めてしまった。もし君が一生で殆ど全てのもの、それもより高価なものを所有したら君は勝者なのだ!おめでとう!君はついに君の魂には全く無意味の山積したゴミの頂上に立っているのだ。
過去10年の間には、しかし、このような迷信から遠ざかる傾向が明らかに見られる。人々はより大きな疑問に対する答えを求めている。みんながそれぞれのスピリチュアリティーを見出している。そして多岐に渡るレベルでお互いにコミュニケートするようになってきた。進化は私たちの目の前で確実に起こっているのだ。
私たちが探し求めた結果、時間というものがただ緑色の紙幣に関心を注ぐだけよりもずっと貴重なものである事が分かってきた。その時間を使って、私たちはクリエイトし、学び、この世界を美しいものへと変貌させる事が可能だ。Time
Is Art=時間は、それそのものがアートである。誰もが皆それぞれのやり方でこの進化にポジティブに貢献できるのだ。さて、君には何が出来る?
私はSound Tribe Sector 9と共に太平洋岸沿い北西部への旅に出た。この旅で私はアートというものが実に様々な方法で具現化される様を目の当たりにした。バンドのこの世とも思えない音楽、現地のアーティストが描く絵、美しい海岸線の景色、あるいはただ知らない人々同士が仲良く言葉を交わす光景。
総体的にツアーの間に行われたショーは驚愕的なものだった。セクター9は数多くの新しい世界を探求していた。形式そのものはシンプルである反面、その意味は複雑な彼等の曲の数々には動き回る事が出来る程の間の余裕がある。彼等がそれをフルに活用して伸縮かつ変容させるのを聴いて、私は崩れ散る壁を越えて新たな辺境に向けて足を踏み出すような感覚に捕らわれた。
STS9のショーについて語る時、私はいつもそれが全くエゴがなくソロもないもので、全体的な経験として観客を感化する誰もが突出することがない演奏だ、と言う事にしている。それを明らかにした上で、このバンドの5人のメンバーの一人一人に大きな支持を送りたいと思う。彼等は皆信じられない程親切で知的な愛すべき友達だ。デイブ・マーフィーは低音部を興味深いベースラインで彩る私のお気に入りのベースプレーヤだ。ジェフ・ラーナーはさまざまなおもちゃを駆使してムードを醸し出す一等級のパーカッショニスト。ハンター・ブラウンはソロを弾かずしかし曲のスペースの上方にあって優雅とも言える存在感を持つリードギタリストだ。デイブ・フィップスは穏やかな神秘だ。ノリノリのハウスビートを叩き出すかと思えば宇宙の果てを思わすサウンド効果を提供する。彼の物腰は至って物静か。そして彼のキーボーディストとしての才能も疑う余地はない。そして我がワンダーボーイ、ドラマーのザック・ベルマーは注目すべき可能性を秘めている。私が最初にSTS9を観た時、彼は生まれた時にドラムはどこだと言わんばかりに腕を振り回していたのではないかと想像していたのを覚えている。
3月31日土曜日。Sound Tribe Sector 9はサンタクルーズ市内のPalookvilleでウエストコーストツアーの宇宙的な打ち上げを果たした。このツアーは1ダース以上の新曲をひっさげて行う画期的なものだ。そのショーはバンドメンバーに限らずオーディエンスも巻き込んだ、感情のローラーコースターだった。このツアーはユーリカ、ユージン、ポートランド、シアトルをエネルギーの渦へと巻き込んだ。この時点で私は帰宅し、南カリフォルニアのファンにナインを託さなければならなかったが、サンタバーバラでの感情溢れるベネフィットイベント、そしてサンタアナとロスでの爆発は、ファンの間で大きな波紋を呼んだ。
読者のみんなにこのような経験をシェアする事は「私のアートをクリエイトする事」だし、読んでくれてとても嬉しく思い、そして深く感謝したい。この場を借りてクリエイトしコミュニケートする事へのインスピレーションを与えてくれたサウンド・トライブのバンドメンバーとスタッフのみんなに、感謝する。私から何か言えるとすれば、それは「何かについてやる気を起こし、その気持ちを持って立ち上がれ」という事だ。テレビを消し、君の時間がどう使われたかを考えて欲しい。君の意図は愛によって導かれているのか、それともおそれなのか。愛は真実、そしておそれはあなたの心の中にしかない。真実を信じれば、理解はその後すぐやってくるものだ。
インラケチ、
SuperDee
JamBase専属、世界の橋渡し
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